日時;令和2年1月10日(金)
会場;中央合同庁舎第5号館2階講堂
弊社、越智(常務取締役)が厚生労働省から令和元年度「安全優良職長」として厚生労働大臣から顕彰を授与されました。
安全優良職長の顕彰は平成10年度に創設され、今回で22回目となり、優れた技能と経験で担当現場や部署での作業の安全を確保し、優良な成績を挙げた全国の職長122人。
顕彰基準としまして
(1)職長等としての実務経験が 10 年以上であり、現在も当該職務に就いていること。
(2)職長等として担当した現場又は部署において、顕彰年度の9月 30 日から 遡って過去5年以上、休業4日以上の災害が発生していないこと。
(3)職務に必要な資格(免許、技能講習及び特別教育)を有するとともに、能力向上教育等の各種安全衛生教育を十分に受講し、安全管理、作業指揮等の 能力が優秀であると認められていること。
(4)安全管理に関する部下の指導教育又は安全管理に関する知識・技能の普及や継承について積極的に活動していること。
以上が要項であり、職長として「冥利に尽きる」以外の言葉が湧き出ません。
しかし今後の活動にも一切の妥協は許しません。
この顕彰に甘んじる事無く
①建設業従事者の労働災害撲滅
②技能労働者の確保と次世代育成
③魅力とやり甲斐を感じる業界へ
この3つが業界従事者の1人としての最重要課題であります。
①では建設現場において平成 23 年以降、墜落・転落災害のうち、足場からによるものが占める割合は、死傷災害で約15%、死亡災害で約18%となっています。
これを撲滅させる事を念頭に上げ、弊社では社内会議・パトロール、そして普遍的な活動を超えた運動を展開しています。
弊社が携わる工事は全体の1部分ではありますが、先ずは1件・1人から労働災害を減少させる事に念頭をおいて活動を更に促進します。
②建設業従事者は平成9年(685万)をピークに現在約28%減少しています。
理由は上げればきりの無い程ですが、行政・業界関係者・元請け様と着眼点を見据え
加速して意見交換を行い改善項目を元に、手を取合い歩を進める事が肝要であります。
過度な重層下請構造改善に向けても両者と忌憚なく意見交換出来る環境創造は必須です。
③の魅力では抽象的に労働環境改善と賃金体制刷新が課題であり、やり甲斐に至っては②以上に能動的に団体、個人が発信する事が必要であります。
自分が携わった構造物が地図に記録され、後世にまで残っていくことを想像しただけでもワクワクする人はたくさんいるはずです。
我々が手がけていく「街づくり」は、結果的に、多くの人々の暮らしを支えることにつながります。
その建設プロセスの礎こそ、弊社が手掛ける仮設足場工事と自負しています。
多種多様な人財が1人でも多くこの業界に興味を抱き、参入して家族を養い、後世に想いと形が残る誇れる産業に成る為
株式会社 須賀組の一員として邁進して参ります。